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さて今ごろになって、こっそりと。


by sakuranosoushi
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目覚めよ!

独り言、もしくはノートパッド代わりに書いちゃってた前日の記事に
コメントありがとうございます。。
こういうのが もくもく一人作業でしかない論文作成の促進と
いうか、そういえばあの本の○章をもっかい読みなおしてみよ、
と思ったりするので ありがたいです。

具体的には ID派の古株の一人、Morris を紹介いたします。

1) 聖書は神によって書かれた言葉であり、それゆえ歴史的にも
科学的にも起源に関する証拠である
2) 人間を含め全ての生きとし生けるものは 聖書の創世記にある
一週間の間に神により創造されたものである
3) ノアの洪水は歴史的な出来事で、世界的に影響をあたえたもの
である

と言ってます。
ちなみに ノアの洪水により地層や地球の表面がつくられたらしいです。
んでもってこれは、地史学のなんとかという研究者との共同見解なん
だそうです。

それ以外の彼の主張。

6日間の間に神は全ての宇宙と、生物が住める地球を創造し、
動物、人間を作って住まわせた。人間と恐竜が同時代に存在していた
というのがその証拠である。恐竜の足跡と人間の足跡が並んで発見
されている。(進化過程が違うはずのものが同時代に
存在してるのは理屈に合わないってことらしい。ジュラシックパーク?)

アダムとイブの堕落とエデン追放は かつて完全だった世界が
堕落したものを表しているもの。

これら全て一連は6000年以内に起こった出来事。
(これに関しては矛盾、または飛躍しすぎてて全く意味わかんないです)


ちなみに進化論洗脳国日本の生物、地学、歴史の教科書を学んだ私は

恐竜は中生代(2億5000万年~6500万年前)に生息し、
アウステラロピテクスは400万~150万年前の化石と考えられ、
現大陸は数度の造山運動(カレドニア、アルプスなど)を経て形成された、
という嘘か真か分からない知識を得、
三葉虫やらアンモナイトやらの化石の写真を見て育ちました。

ムー大陸とか、沖縄沖に古代遺跡発見とか
そういうロマン系の説もあるけど、IDからすればロマンじゃなく
神への冒涜かもしれません。

ID派王道では Beheの 
Darwin's Black Box: The Biochemical Challenge to Evolution
ってのがあるので、日本語訳してあるのがあれば読んでみるとおもしろい
かも。

進化論洗脳から目覚めよ!
(○ホバの商人なる宗教団体の読み物は、英語版でも
『AWAKE』でした。)
# by sakuranosoushi | 2005-07-07 15:43 | 法関係/legal studies

アスベスト

寝ようと思ったけどヤフーニュースで思い出した。

アスベスト被害拡大、死者156人に…新たに2社公表
 アスベスト(石綿)製品を過去に製造していた建材メーカーの
エーアンドエーマテリアル(本社・横浜市)と宇部興産の子会社、
ウベボード(同・山口県宇部市)は5日、アスベストが原因とみら
れるがんの一種「中皮腫(ちゅうひしゅ)」や肺がんなどで計12
人の従業員が死亡していたと公表した。(読売新聞)


どうでもいい話なんですが。。
ある元弁護士はテキサスで環境法に関わる訴訟をしていた
らしいんですが、いつの間にやらアスベスト訴訟の専門家
になってしまった。
調査やら聞き取りやら、行く場所行く場所もちろん
アスベストでいっぱいの場所にばかり行ってるわけで。
とうとう終いにゃ彼女が病気になってしまい、
弁護士を引退。
あちゃー。

アスベスト、要注意だな。
# by sakuranosoushi | 2005-07-06 17:15 | 書きっぱ/leisure

創世記で文句あんの?

読み込む作業が半分以上終わりつつあるので、
そろそろ構成下書きに入らなければならない私の論文ですが。。。

ま、興味ない人は読み飛ばしてください。
ブログに書いていたり、誰かに説明してる段階で、
はっと違う視点に気がついたりすることがあり
それを目当てにこのタイトルで書き込んでいるだけですので。

政教分離、信教の自由は米国憲法修正1条、2条に定めがある。
(ある、とここで断定してしまうのは少々語弊があるが。。)
1787年に憲法制定準備が始まったが、トマスジェファソンが「the Bill of
Rights」を進言。(基本的人権を定めた法案) 初回議会でジェームスメディスン
により修正12箇条が提示され、その後上院下院で修正10箇条が可決される。
この10箇条がいわゆるthe Bill of Rightsである。

そのうちのひとつである信教の自由という思想、ジェファソンはジョンロックに
強く影響を受けたといわれており、the Bill of Rights可決後にジェファソンが
宗教条項に関して残した書簡で彼は

「宗教条項の目的は、教会と国を分離させることである」

と言っている。
法の裁きを考えるにあたって重要視されるのは立法者の意思であるため、
(立法者の意思は国民の声の代弁であるべきということで)
現在に至るまでこの彼の言葉は宗教条項関連の裁判では
繰り返し引用されている。

そしてこの立法者の意思によって政教分離に関するものは解決される・・
はずだったのが、そう簡単にはいかなかった。というのもthe Bill of
Rights は議会によってのみならずいくつかの州議会によっても採決
されたものであり、(当時の独立13州以外はどうなるのってことで)
国民総意といえるかどうか自体が不確定という特色が
裁判所に「立法者(=国民)の意思によれば」と断定できない困難さを
もたらした。
(例えば今現在でも「米国はキリスト教徒によって建国された国であり、
独立宣言、憲法の背景にキリスト教色があるのは当然の前提」
と考える人も少なくない)
ただし、the Bill of Rightsは当時「採決した人々」の意思であり
それらは「どのように政教分離をあつかうか」を考える上で重要な役割を
もつ、という位置付けはされている。

さて、問題の修正第一条。

Congress shall make no law respecting an establishment of
religion, or prohibiting the free exercise thereof; or abridging
the freedom of speech, or of the press; or the right of the
people peaceably to assemble, and to petition the
Government for a redress of grievances.

ので修正第一条は「the Establishment Clause」とよばれたりします。

問題は・・・・

信教の自由はあるけど、
どこにも政教分離しろ!とは書いていない~ってこと。(日本国憲法も
同様)
よって、この条項がどこまで厳格に国と宗教(主に教会)を分離するか
を定めていると解釈するかが争点になるわけです。
また修正2条による「自由の行使」とも抵触して、国がどこまで宗教活動
を制限できるのか、という問題にもつながってきます。

公立学校における教育にも波及。
1900年半ば以降、公立学校で「キリスト教による祈り」の時間を
定めるのはいかがなものか、という裁判からはじまり、
ペンシルバニア州法にある「聖書読書時間を公立学校に設ける」という
ものが合憲か違憲か争われたものなど。

進化論に関しては
1968年のEpperson v. Arkansasではアーカンソー州が定めた
「進化論を公立学校で教えることを禁じた」法律の違憲性が問われた。

ざっと見ていくと、Epperson後は最高裁で
「キリスト教観に基づいて進化論を禁じる州法は修正1条に反して違憲」
というものが浸透し、徐々に進化論が公立学校で認められていきつつ、
一方で、では公立学校における宗教活動の是非はどこまで制限される
べきのか、という議論がもちあがり、宗教活動v修正一条にシフトしたのが
1970年以降。
その後ばぼちぼちだったこの手の議論だったのが、
レーガンブッシュ時代にあらわされるように新保守派が増え始め、
それにともなって進化論バッシング(バッシングというよりは、
進化論に対抗したキリスト保守派の新手技)が世論に出始める。
この新手技というのがIntelligent Designという考え方で、

「人間が徐々に猿から進化を遂げたという進化論は
一部分証明された理論にすぎない。
人間がつくられた起源は、何かしら全知全能の力が働いていると
考える理論が科学的には妥当性がある」
という考え方。

これに対して進化論支持派は「議論が50年前に逆流してる!」
と猛反発。

なんか疲れてきちゃったので中途半端なところでやめておこう。
もう寝なくっちゃ。

驚いたのは

「Intelligent Designを教えるべきと州法が定めるのは
修正一条に反して違憲かどうか?」

という問題なのかと私は今まで思っていたんだけど、

Intelligent Desing派は
「進化論は科学的な曖昧さがあり、これのみを主流の理論として
教えることが問題があるんじゃないか?」
というアングルで議論を進めているものが多いということ。

これはショッキングだった。
私自身、進化論派かIntelligent Design派かという立場を
決定するのはできるだけ長く保留したまま双方の主張を読もう
と思っていたんだけど、

Intelligent Design派が
IDはどれだけ科学的に合理性がある理論で、政教分離に反しない
ものである、という守りの論を広げているものとばっかり思っていた
ので、

いや、そうじゃなくって進化論がおかしいんだってば!

と攻めの姿勢であっさり主張されると、

へ?
え?

とそれこそ鳩に豆鉄砲の状態だったので。
ということはつまりは、立場未定とは思っていても既に私の中には
進化論が当然科学的に証明された王道理論という前提が存在してる
ということになってしまう。
こりゃー進化論を疑ってかかるところから入りなおさなくっちゃ。
いやはや、困難じゃ。。。
# by sakuranosoushi | 2005-07-06 17:01 | 法関係/legal studies

闇業者??

闇業者??_d0031637_75371.jpg


有森也美のファンではありません。
(冬に帰国したときにはまったくテレビではみかけなかったんだけど、
彼女は未だ女優さんなんでしょうか?)
ま、それはともかく。
写真をアップしたのは、背景にあるマットが気になったからです。

私 これと同じもん、もってんだよね~
台所の足マットにしてるんだ~

と言いたかっただけっす。

ウォルマート(日本で言えばヨーカドーみたいなもん?)で
一枚1ドル前後(100円?)で大量売りしてます。

そして、有森也美の写真を見て思ったの。
1ドルマットを大量に日本に持ち込んで、1枚1000円とかで売りさばいて
いる輩がいたり?
それとも芸能界の小道具さんたちが、撮影費を節約した、とか。。?


最近エステーローダーの基礎化粧品に目覚めたうちのお母さま。
そしてお母さまの友人方もそれに便乗。
例えばIdealistっていうローションが 日本だと定価8000円だけど、
こっちだと40ドルでさらに割引なんかがあって、まあ4000円以下に
はなるので。
船便で送るならばそれほど運賃もかからないし。
(今は航空便の規制が厳しくなって、アルコールを微量でも含んでいる
と航空便にできないのですよ。ので、香水なんかは当然×です。)

というわけで、私は闇業者のように大量買いしております。
ELの店のおばちゃんは私を覚えてしまったようで、
行く度に化粧品1セットをくれる。(これはいいことだー笑)

でもなー、こっちのシャンプーがあわないからってんで、
日本から時々送ってもらってるから、なんだか最終収支は変わらないよう
な気がするな・・・ぶつぶつ。
# by sakuranosoushi | 2005-07-05 07:24 | 書きっぱ/leisure

BOOK BATON

CRAVEさんからまわってきたBOOK BATON。
書籍紹介って なんつーかプライバシーを公開しなくちゃ
ならない状態みたいで恥ずかしいね。

1. 持っている本の冊数
正直数えたことないっす。小さい本屋一軒ぐらいかなぁ。。。
親元に45パーセント、昔住んでいた家に50パーセント、
今現在所有してるのが5パーセント満たないぐらいか。
3段本棚2つが満杯で、机と床に積んでる分があるので、
(これら)×20でお願いします。

2. いま読みかけの本
ほぼ終わりそうなのが 「ブッダとそのダンマ」
インド仏教としてはそれほど珍しいことは書いてないけど、
精神的に疲れてるのでこういうのもたまにはいいです。
仏教はインド仏教、ブッダオリジナルに勝るものはない~笑)
宗教というより 哲学だしね。腐れ大乗、小乗。
インド哲学は派も色々、歴史も色々で興味深い。
それと「Church-State Constitutional Issues」
これは論文のために読んでるもので、政教分離に関するこのようなものを
大量に読まねばならん状態にあります。

3. 最後に買った本(既読、未読にかかわらず)
「在日・強制連行の神話」韓国語の恩師 鄭先生の本☆
トピックは在日に限られているけれども、ここから日韓の現状を
ある程度広げて考えることができる一冊。
こういった批判本系は中に引用されてる他本もあわせて読むべし。
特に反対意見のね。

4. 特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊
本っていうよりは、作家になっちゃうか。。
塩野七生のローマシリーズ。歴史嫌いな人は避けるべきもの。笑)
彼女の視点が他の歴史本書いてる研究家とはちょっと違い斬新でいい。
分析や観察力が細かい。
カミュ。シーシュポスとか幸福な死とかが印象的。小説もいいけど、
哲学要素が混じっているほうが彼の闇が見えて惹かれる。
三島由紀夫。あの文章能力の芸術性はありえないし、誰もこえられない。
Speeches of Twentieth Century。人はどういう言葉に酔いしれてしまう
のか分析できる。英語だからというのもあるけど、どういった言葉
が強い言葉なのかがわかる。人間って単純だなと分かる、笑。
The Process of Legal Research。これは特別な思い入れというか、
この本の知識を失ったら私はここで法関係のお仕事ができません。笑)

5. 次にまわす人5人まで
Ananさん。
前にも書籍の話題が出ていたので。披露してくださーい。出産後でもOK。
Taroさん。
これ、見てくださってたら、music batonの次はbook batonでお願い
します。笑)

以上。
# by sakuranosoushi | 2005-07-01 05:44 | 書きっぱ/leisure