さて今ごろになって、こっそりと。


by sakuranosoushi
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カテゴリ:法関係/legal studies( 15 )

政教分離

もう十月か~早いな。
年々時がたつのが早く感じるようになってきた気がする。
そういや時間の感覚ってのは絶対なもんじゃないらしいですよ。
電車の中だと外よりも時間の進みは速いんだとか。
走行中の電車の中でジャンプした時、着地点はジャンプ地点とほぼ同じ、
でも理論上で言えば電車は進んでいるわけで着地点は進行方向からは
後退しなければならないはずなんだけど、そうはならない。
こんな実験から証明されたものだったかと思うんだけど、
んじゃその時差はどうやって埋めるのかね、と言われても私にはさっぱり。
時空間のねじれとか 相対性理論とかに話がなるんでしょうが。。
タイムトラベルとか可能かもね、と思ってしまいます。
要はこの時差を大きくすればよいわけで。

話題は突然変わりますが
靖国訴訟で東京、大阪高裁で判決が(判断部分について物議がある)
でたみたいですねぇ。
ジュリストなんて手に入らないし、全文が読めないので
各新聞から推測する域から出ないんですが、
・・・でも「大阪高裁のヘタレめ・・(・。・;」という感想。

えと、結果についてじゃないんですよ。
判決の良し悪しは どれほど説得力のある法理を繰り広げるかであって
その法理に基づく結果であればそれはヘタレじゃないわけです。
ま、簡単に言えば、曖昧で矛盾してて意味不明、ということで。
矛盾した法理に基づく判決がなぜいけないかといえば
それは今後の裁判に混沌をもたらすもので、
明確な基準やら一貫性を求められない不安定さをもたらすものだからです。
首相の参拝違憲判断を下したのならば、それは堂々たる法理に基づくべきで
ちまっこい手段を使って結果重視をするべきではないと
私個人としては思うわけで。(福岡地裁のときも思ったが)
判決結果によってじゃなく、法理により白黒はっきりつけることで 今後最高裁
他の高裁などで覆されたり支持されたりしながらの過程を経て
20条解釈の発展になるわけなのに。てなわけで不満一杯。

第一に政教分離判断と信教の自由の接点についての解釈が不明瞭なため
結果がねじれている。そもそもなぜ政教分離が必要なのか、信教の自由が
なぜ確保されなければならないかの根本的な概念と結果が沿ってない。
何よりもまず「宗教とは何か」の基準が曖昧。
津地鎮祭判決の目的効果基準をいつまで使い続ける気なのか、
修正もなしで現時点で使おうとする根拠が不明確。(30年前と今では明らかに
社会背景も違う)

そもそも目的効果基準は米国判例(レモンテスト)を導入したものなわけで、
日米比較していくと いかにも日本の20条解釈は煮詰まって見えます。
米国はレモン以前はbenevolent neutrality基準が使われ、それが
結果的にレモンの目的効果基準へと発展するわけだけれど、
このbenevolent neutrality基準というのは国家が宗教的中立守り介入を
避ける、というある意味寛大な基準ではあったけれども 一方で目的効果基準の
原則1,2の基礎をつくる形の判決だった。
それを受けてレモン事件で目的効果基準の3原則が打ち立てられ(厳格化)、
その後endorsement testとcoercion testの2つが政教分離基準の中
に加えられる。
そして最終的にはレモンの目的効果基準は修正され原則3の廃止、
原則2の効果テストをより発展させて細分化した基準がつくられた。(現時点)

んまあこれだけ見てると なんのこっちゃいでうんざりしてしまうでしょうがw
つまりはレモン修正は軟化なわけです、ってことが言いたかったのね。
厳格に分離しようとしてみたけど、最終的には政教を厳格に分離することは不可能
だし時に不利益っていうことで、宗教があるのは当たり前という前提を受け入れて
修正一条の原則に戻ろう、とする流れだと私は思ってます。
その一方宗教の定義に関しては未だに議論中。

日米は宗教、文化、歴史の土壌があまりにも違うわけで同じ基準を使うのは
不可能、一方違う形であっても発展はあって当然と思うわけです。
米国は歴史的に「信教の自由」を最大限に保証しよう(植民地時代における
キリスト教各派の進出のより)という動機に基づいて 国と教会の分離が定められ、
その形を残しつつ発展しているわけですが
では日本の20条の根拠はどこ?戦前のような国家神道を避けること?
憲法20条論争はここが抜けてて、だから煮詰まってるような気がするわけです。

一般的な日本人なら正月がくれば神社にも寺にも行ってお参りするし、
教会で結婚式やったりするわけで、首相が参拝したところで宗教の対立が
生まれるわけじゃないでしょ。批判は宗教促進してるという批判じゃなく、
歴史的なものや靖国神社のありかたやそれに関わることへ政治的な対立で
あって、だから20条内で解釈すると矛盾したものになるんじゃないのかな。
そうでないなら伊勢神宮や地元の寺社仏閣も含まれなきゃおかしい。
これがつまり、宗教とは何かの基準が曖昧な点。

国と一定宗教との関係が「印象」という客観的でも主観的でもないもので
判断されている。この印象によって一宗教の促進判断になると裁判所は言っている
けど、ではどうやってこの印象がつくられるのかへの言及はなし。
マスコミが騒がない丑三つ時にこそっと参拝するなら印象ないからOK?
でも後からリークされて騒がれたらどうすんのさ。これも曖昧。
(印象に基づく)促進したということならば事実に基づく立証が必要なわけですが
まーこれは全文読んでみないと分からないかも。

あと気になったのは
国内外の批判にも関わらずって、日本国憲法解釈に国外の批判は関係ないから・・・汗
そもそもね、国政上において対立関係のない、全く批判されない行為なんて
ないわけで。だから裁判所の判断が必要なんじゃないの・・・。

なんかね、この判決 
結果→法理
みたいに見えるの。
結果⇔法理
であるべきなのに。
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by sakuranosoushi | 2005-10-01 20:59 | 法関係/legal studies

個人情報流出

携帯に見知らぬ番号がかかってきた。
最近間違い電話が多いのでめんどくさいから出ない。
(こっちじゃ受信側も料金払わなきゃならないので)

オンライン中だったので、ふと試しにその番号をいれてググる。
まさかね~♪
と思ってたら 名前、住所、電話番号が出てきた。。
やべっまじで。
住所の下には「ここクリックでヤフーマップに移動」
なんてのがご丁寧にあって、住所まで地図上で確認可。

こりゃーとんでもないと思い、自分の番号をいれてググ開始。
なんだ~でてこんやん。と一安心してみたものの
携帯だからかも、と思い、前に使っていた家電番号を入れて再開。

ありゃ~ 名前、住所、電話番号同じくでとるじゃないかっ
もう使ってないのになんで出てくるかね。

ちなみにこんなサイトもあって
こっちだと100%誰でもが出てきてしまいます。
ただで見れるのは名前、年齢、州ぐらいのもんなんだけど、
(結婚してる場合はどうやら家族や配偶者の名前も出てきます)
ページ詳細情報を買うのに10ドルぐらい、24時間検索し放題で20ドルぐらい
払えば さらに住所、生年月日、SSN、犯罪歴などが公開されてしまう。

おそろしか~おそろしか~(本場長崎弁で女帝さんに言ってもらいたい(^^♪

宣伝文句は
「家族、古い友人、愛する人が簡単に探せます♪」

ありえないよ~

前にインターンシップをしていたときに、おこったケースを思い出した。
大学から病院へインターンシップへ行く学生がいて、
病院側がその学生のバックグランドチェックを大学側にしてほしいという
申し出をしてきた。

ちなみに法律背景を言えば、病院、州立校(大学から小学校まで)で働く人に対しては
テキサス州法により病院、大学側が その人の就職前後にバックグランドチェック
(犯罪歴、通院歴、職歴など)を合法にできることになっている。
そりゃまあ病院に殺人者がいても、学校に性犯罪者がいても
困りますから、当然といえば当然。
ところが大学には学生のバックグラウンドチェックをする権利はないわけで、
病院で働くのであれば病院がするというのが通常。
でもバックグラウンドチェックだってただでできるもんじゃあないので
コスト削減というか、ただでできるもんなら大学にお願いできれば、
ということだったわけです。
大学による学生のバックグラウンドチェックが許されそうな条項はないものか
とサーチしまくったんですが、なかなか見つからず。
(かなり曲げた解釈すれば可能かも?というのはあったけれども)

別に悪いことしてるわけじゃないし、怪しげな毎日おくってるわけじゃないけど
やっぱ知らない人に自分の情報をつかまれる可能性があるのって
やだよね。

気分的に。
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by sakuranosoushi | 2005-09-26 20:32 | 法関係/legal studies

監禁事件

1週間後の9月28日に出る判決に興味があります。
少々前の事件なので記憶がはるかかなただが・・・
新潟監禁事件の後につづく 北九州監禁殺人事件。
詳しくはこっちで↓
http://www.infogogo.com/%E5%8C%97%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E7%9B%
A3%E7%A6%81%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6.html

最初少女が逃げ出したときに逮捕された内縁関係の男女は
夜逃げ屋だなんだとマスコミが言ってて、
は?なんじゃそりゃと思っていたのだが、
ふたを開ければでるわでるわの出玉爆発。
「少女の父親の殺害容疑からはじまり、容疑者の女の父親、母親、妹、妹の夫、めい、おい」
となってるけど、確かそれ以外にも女性1人の殺害容疑と
その他もう一人の成人女性の監禁致傷もあったと記憶するが不確か・・・
容疑者男性は殺人は否認、容疑者女性の自白によるもの。

ひょえ~というぐらい悲惨な事件でありました、
もしもこの容疑者女性の自白の事実概要が真実であれば。
彼女の自白内容というのは

事実上内縁関係で子どももいたが、容疑者男性に精神的に支配下におかれ
日常的な暴力(肉体、精神含め、脅しやら感電等)を受けていた。
少女の父親は不動産経営会社に勤めていたが、友人に金を借りさせたりした挙句
監禁、殺害。(この殺害については少女と容疑者女性に微妙に食い違いがあって
監禁、通電による衰弱死なのか 通電による殺害だったのか不明)
ミキサーノコギリ等で遺体をばらばらにし遺棄。
その後娘である少女を監禁し続け、足の爪をはがせたり、通電したりする。

容疑者女性の両親は 容疑者男性に「○(容疑者女性)は詐欺で指名手配、
時効成立まで隠れているのを面倒みるのにお金が必要」と脅され、支払い、
最終的には監禁され殺害。妹夫婦とその子どもたちも同時期に監禁され、殺害
されたもよう。

容疑者女性の自白によれば、彼女の家族に関しては
容疑者男性の命で容疑者女性が父親を殺し、
妹夫婦が母親を殺し(容疑者男性の圧力で)、
妹夫が妹を殺し(容疑者男性の圧力で)
その後妹夫は監禁による衰弱死、
めい、おいを容疑者女性が殺害(容疑者男性の圧力で)

んで監禁されてた少女がこれらの死体遺棄を時々手伝ったりしてるわけです。
容疑者男性に弱みを握られた家族がかばいあった結果監禁され、
家族で殺し合いのはめに。

一方容疑者男性は 自分は殺害の意思はなく、全て女性が勝手にやったこと
という主張をしておりますです。

裁判所がどういった事実認定をするのか。
もしも容疑者女性の自白を事実と認めたとすれば、
両者の量刑はどうなるのか、といったところ。
検察は両者に死刑を求刑しています。
事実認定によって共犯、従犯、それとも道具として使われたのか、
この男女の犯罪における関係が決定されます。

両者とも精神鑑定はなし。(ので監禁でおこった心神耗弱を理由とする
減刑はないだろう)

監禁事件でよくきく「なんで逃げられなかったんだろう?」という疑問は愚問だと
言われるんですが、これだけ多人数が同じ場所で監禁されていても
心理的服従がおこるものなんですね。
またはよほど容疑者男性が狡猾だったか。
また人それぞれ心理的服従に陥る時期というのは違うもの。

ある科学者の実験で 逃げられない状態の犬に日常的に通電させておいて、
ある日逃げられる状態においてもその犬は逃げようとしない、というのが
あります。慢性トラウマで逃げようとする意思どころか生きようとする気力すら
失ってしまっている状態。
犬に心理があるかどうか分かりませんが(見てる限りありそうだけど)
人間でも監禁状態の心理というか、そういう状態での生きようとする本能欠落
が同様に起こるものなのかもしれません。

よい子のみんなは知らない人についていっちゃ だめよ~
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by sakuranosoushi | 2005-09-21 14:15 | 法関係/legal studies

183人・・・?

お盆中(10日間)の交通事故死者が183人だったという
ニュースをたった今見ました。
減ったらしいけど、それでもたった10日間で100人以上って
いうのは多いんだか少ないんだか判断しかねるなぁ。

そういえばつい最近知り合いが
「もっぱらチャリかバイクを利用してて、車はあまり使わない」
なんてことを言ってたので、

そういやーテキサスでノーヘルのライダーをいっぱい見るけど
ありゃー違法なのかどうなのか?とふと疑問に思ってきいたところ・・・・

驚くべき答えが返ってきました。


「バイクの車体登録をするときに
『ヘルメットをかぶる または 
かぶらないけど事故にあってもヘルメットをかぶれと義務付けない
州が悪い、と州を訴えないと約束する』
のどちらかを選択させられる。」

だそうで。

本当なのかなぁ。調べてみたけど未だソースが見つからず。

でもありえるな、とは思う。
インターンシップで 「なんとかリリースアグリーメント」
なんちゅうのをいくつか作らされた。
要は「あなたの責任を問いません」というのを約束させる契約書で
「サークルで旅行に行って発生した事故病気の責任をとれとは言いません」
というような内容にサインさせるのね。
訴訟大国なので、こういった事前の自己防衛が常に必要。

関係ないけどオースティンでひらかれるハーレー祭り
(ハーレーサークルに属してるハーレー愛好家の方々、大半いい年齢の、
が全米から集結するお祭り)
は、かなり強烈です。
ハーレーサークルに属するにはいくつか決まりがあるらしい。
革のデザインを使う、とか、ハンドルをこういう形にするとか。
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by sakuranosoushi | 2005-08-19 13:58 | 法関係/legal studies

信じるリスク

唐突ですが、わたくし、被告人になってしまいました (・。・;

*被告人・・・刑事事件で公訴を提起された者、有罪確定の
        判決を得てないので、まだ犯罪人ではありません。

そもそもの始まりはニューメキシコへのドライブ旅行。
夜中12時ごろに田舎の小さな街を20マイルオーバーで
すっ飛ばしていたため、田舎の有閑パトにまんまと捕まり
「罰金がよいか?裁判所で講習を受けるか?」ときかれ
ニューメキシコの裁判所にまで出向けるはずもなく罰金を選択。

レンタカーだと見逃してくれることが多いし、っていう油断と
こういうときに限って国際免許証(旅行者は捕まえても意味ないと
納得させる代物)を携帯してなかったのがいけなかった。。。

ん??
・・・あ、いやいや、スピード違反してたのが一番いけないんです、はい。

えー払うのたるいなぁと思っていたところに、悪魔のささやきが・・。

「米国に8年(大半がテキサス)いるけれど、他州または自分の
住んでいる市から遠いところのものなどの管轄警察が違うものから
もらったスピード&駐車違反は払ったことがない、
もしもニューメキシコのその市に行くことがないなら、
払わなくても問題ないと思うよ」

えっと米国の警察組織が分からないという人のために言っておくと、
日本のように都道府県警と警察庁、警視庁というような単純な仕組ではなく
連邦の警察、州の警察がいて(州ごとに法が違うため)
連邦警察は連邦の法に関わるもの、州間にまたがる問題に関して
主に動く、例えば高速道路なんかの州またぐものとか。
一方州の警察といっても、それぞれが独立していて州の警察全部が
州に属するんじゃなくて、大学の警察はその大学に属し、市の警察は
市に属し、郡の警察は郡に属しながら、動いている。
ので、私が今いる大学内で駐車違反罰金を無視すると
授業がとれないとかの障りがあるんだけど、
大学に関係ない人がどれだけ駐車違反しても問題なかったりする。
(倫理的な問題じゃなく、社会生活を営む上での問題という意味)

という事情があって、悪魔のささやきもあったし、結局罰金を無視。

土曜日にぱらーんと封筒が届いて、開けてみるとそこには
「被告人はNMに罰金を払い損ねた、45日の免停と100ドルをテキサス州
に払うように」というお達しがテキサス公安から・・・。。

なぬー。なんでテキサスに払わんとあかんのー。

The Nonresident Violator Compact of 1977(非居住者による
法律違反に関する州間協定)というものにより、訴追する権限が
ニューメキシコからテキサスにうつってしまったというわけでした。

米国在住の人は 居住してない他州でもらったチケットも
きちんと払ったほうがよろしいようです。

最近読んだ本にあった裁判で 
弁護士秘書(パラリーガル)が 株の投資家とブローカーの間の
仲裁をするのを実質違法とした判決があった。

米国ではパラリーガルの地位の確立が法的になされて以降、
どこまで携われるかというのがケースバイケースで現在持ち上る。
ADR導入と同様、紛争や裁判の迅速解決の一手段として
パラリーガルを制度にはしてみたけれど、
まだ日が浅いので、個々表れてくる問題を解決していこうという
そういう過程にある。

パラリーガルは「弁護士秘書」というイメージよりも
弁護士とは仕事分野に線を引いた一種の専門職という感じ。
日本だと看護士が医者のアシスタント扱いされることが多いけど、
こっちの病院だとそれぞれが独立した仕事分野を持って協力してる
っていう違いに近いものがあると思う。
パラリーガルは契約書、訴状の作成もするし、公文書を作成も可。
当然法律知識はもってなければいけないけど、
顧客への法的アドバイスや法的判断を下す、この分野は弁護士の分野で
侵しちゃいけない領域となってる。(弁護士に対して法的な意見をいうのは
可能、というか、それもお仕事)

んで、株投資家に関する裁判に話を戻すと、
公正取引委員会がある私設団体に「個人投資家とブローカーの仲裁は
弁護士以外、友人、知人、非営利団体も仲裁してもよい」というガイドライン
を出していて、じゃあパラリーガルが仲裁してもよいか?となったわけ。

パラリーガルの地位確定の問題と同様、ADRに関しても
どういった人が調停者仲裁者になれて、どの分野の紛争を、そして
その合意がどこまで法的効力をもつか、
個々事例で確立していこうというような未だ発展過程にいる。
だからADRトレーニングを受けて調停者免許をとった私も
実際どの分野で使える使えないのか、よく分かってなかったりする、笑)
(まあないよりあったほうがいいんだろうけど)

結局判決要旨は、
友達とか親戚が仲裁するのは投資家のリスクだけれど、
パラリーガルの仲裁に関しては投資家のリスクでもなく、
弁護士が負うような責任にもならない、
だから中途半端だからだめー
ということ。

情報過多のこの頃。
とどのつまりは、信頼や情報、リスクの軽減、保証、を商品とできる
場合には情報発信者が責任を負い、代替としてお金を受け取る、
つまり商品価値になる。
けれど、たれながし情報、知人だろうが友人だろうが
そういった場合は情報の受け手が信じるリスクを負うっていうことね。

こう考えると リスクと責任の商品価値っておもしろい。
闇医者に堕胎を頼む場合、患者も手術結果のリスクを負わなきゃならなく
なるから、正規の医者に頼むより格安だったり。
闇で流通する偽ブランドは正規店が負う責任をとらず
偽者かもしれないリスクを消費者が負うっていうんで安かったり?
合法売春婦よりも、違法売春婦との場合は買春側が病気や
ポン引きぼったくりのリスクも負わなきゃならないから安いとか?

もっとも 需要供給や違法行為の処罰レベルが作用するとか、
多々要素が絡んでくるから一概には言えないけどね。
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by sakuranosoushi | 2005-07-31 16:57 | 法関係/legal studies

アヒル

前に大学にいるアヒルが私に威嚇してきた
っていう話を書いたと思う。
異常にでかいアヒルが川の近くの大学内の公園にいて、
通り過ぎる人を威嚇したり追いかけたりするっていう話ね。

このアヒルがとうとう訴訟ネタになるかもしれない。(・。・;

ある女子学生が例の公園を歩いていたときに
そのアヒルが追いかけてきて転んで怪我をしたという事件。
つついたり攻撃してきたと彼女は言っているわけだが。
大学敷地内で起こったことなので、
大学に「そういった危険動物を野放しにしている不法行為」
ということで訴える準備があるらしい。

アヒルは危険動物なんですよ~

ちなみに大学側は目撃者をひっぱってきている。
その目撃者が言っているのは
「例のアヒルはただ単に走っていってジャンプして池に
飛び込もうとしてただけ。実際池にその後飛び込んでいた」
ということで、女子学生の勘違いで勝手に自分で転んだって
いう方向で主張するようであります。

ジャンプして池に飛び込むにしてもよー
だいの大人が恐れをいだくほどの勢いでアヒルが走ってたって
いうことか?

私の周りでも圧倒的に
「あのアヒルはクレイジーだ」
という意見が多いので、実体験済みの人が多いみたい。
しかしながら、
野生動物が勝手にきて住み着くのに
大学は管理責任問われるのかしら。。。?
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by sakuranosoushi | 2005-07-24 11:07 | 法関係/legal studies

目覚めよ!

独り言、もしくはノートパッド代わりに書いちゃってた前日の記事に
コメントありがとうございます。。
こういうのが もくもく一人作業でしかない論文作成の促進と
いうか、そういえばあの本の○章をもっかい読みなおしてみよ、
と思ったりするので ありがたいです。

具体的には ID派の古株の一人、Morris を紹介いたします。

1) 聖書は神によって書かれた言葉であり、それゆえ歴史的にも
科学的にも起源に関する証拠である
2) 人間を含め全ての生きとし生けるものは 聖書の創世記にある
一週間の間に神により創造されたものである
3) ノアの洪水は歴史的な出来事で、世界的に影響をあたえたもの
である

と言ってます。
ちなみに ノアの洪水により地層や地球の表面がつくられたらしいです。
んでもってこれは、地史学のなんとかという研究者との共同見解なん
だそうです。

それ以外の彼の主張。

6日間の間に神は全ての宇宙と、生物が住める地球を創造し、
動物、人間を作って住まわせた。人間と恐竜が同時代に存在していた
というのがその証拠である。恐竜の足跡と人間の足跡が並んで発見
されている。(進化過程が違うはずのものが同時代に
存在してるのは理屈に合わないってことらしい。ジュラシックパーク?)

アダムとイブの堕落とエデン追放は かつて完全だった世界が
堕落したものを表しているもの。

これら全て一連は6000年以内に起こった出来事。
(これに関しては矛盾、または飛躍しすぎてて全く意味わかんないです)


ちなみに進化論洗脳国日本の生物、地学、歴史の教科書を学んだ私は

恐竜は中生代(2億5000万年~6500万年前)に生息し、
アウステラロピテクスは400万~150万年前の化石と考えられ、
現大陸は数度の造山運動(カレドニア、アルプスなど)を経て形成された、
という嘘か真か分からない知識を得、
三葉虫やらアンモナイトやらの化石の写真を見て育ちました。

ムー大陸とか、沖縄沖に古代遺跡発見とか
そういうロマン系の説もあるけど、IDからすればロマンじゃなく
神への冒涜かもしれません。

ID派王道では Beheの 
Darwin's Black Box: The Biochemical Challenge to Evolution
ってのがあるので、日本語訳してあるのがあれば読んでみるとおもしろい
かも。

進化論洗脳から目覚めよ!
(○ホバの商人なる宗教団体の読み物は、英語版でも
『AWAKE』でした。)
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by sakuranosoushi | 2005-07-07 15:43 | 法関係/legal studies

創世記で文句あんの?

読み込む作業が半分以上終わりつつあるので、
そろそろ構成下書きに入らなければならない私の論文ですが。。。

ま、興味ない人は読み飛ばしてください。
ブログに書いていたり、誰かに説明してる段階で、
はっと違う視点に気がついたりすることがあり
それを目当てにこのタイトルで書き込んでいるだけですので。

政教分離、信教の自由は米国憲法修正1条、2条に定めがある。
(ある、とここで断定してしまうのは少々語弊があるが。。)
1787年に憲法制定準備が始まったが、トマスジェファソンが「the Bill of
Rights」を進言。(基本的人権を定めた法案) 初回議会でジェームスメディスン
により修正12箇条が提示され、その後上院下院で修正10箇条が可決される。
この10箇条がいわゆるthe Bill of Rightsである。

そのうちのひとつである信教の自由という思想、ジェファソンはジョンロックに
強く影響を受けたといわれており、the Bill of Rights可決後にジェファソンが
宗教条項に関して残した書簡で彼は

「宗教条項の目的は、教会と国を分離させることである」

と言っている。
法の裁きを考えるにあたって重要視されるのは立法者の意思であるため、
(立法者の意思は国民の声の代弁であるべきということで)
現在に至るまでこの彼の言葉は宗教条項関連の裁判では
繰り返し引用されている。

そしてこの立法者の意思によって政教分離に関するものは解決される・・
はずだったのが、そう簡単にはいかなかった。というのもthe Bill of
Rights は議会によってのみならずいくつかの州議会によっても採決
されたものであり、(当時の独立13州以外はどうなるのってことで)
国民総意といえるかどうか自体が不確定という特色が
裁判所に「立法者(=国民)の意思によれば」と断定できない困難さを
もたらした。
(例えば今現在でも「米国はキリスト教徒によって建国された国であり、
独立宣言、憲法の背景にキリスト教色があるのは当然の前提」
と考える人も少なくない)
ただし、the Bill of Rightsは当時「採決した人々」の意思であり
それらは「どのように政教分離をあつかうか」を考える上で重要な役割を
もつ、という位置付けはされている。

さて、問題の修正第一条。

Congress shall make no law respecting an establishment of
religion, or prohibiting the free exercise thereof; or abridging
the freedom of speech, or of the press; or the right of the
people peaceably to assemble, and to petition the
Government for a redress of grievances.

ので修正第一条は「the Establishment Clause」とよばれたりします。

問題は・・・・

信教の自由はあるけど、
どこにも政教分離しろ!とは書いていない~ってこと。(日本国憲法も
同様)
よって、この条項がどこまで厳格に国と宗教(主に教会)を分離するか
を定めていると解釈するかが争点になるわけです。
また修正2条による「自由の行使」とも抵触して、国がどこまで宗教活動
を制限できるのか、という問題にもつながってきます。

公立学校における教育にも波及。
1900年半ば以降、公立学校で「キリスト教による祈り」の時間を
定めるのはいかがなものか、という裁判からはじまり、
ペンシルバニア州法にある「聖書読書時間を公立学校に設ける」という
ものが合憲か違憲か争われたものなど。

進化論に関しては
1968年のEpperson v. Arkansasではアーカンソー州が定めた
「進化論を公立学校で教えることを禁じた」法律の違憲性が問われた。

ざっと見ていくと、Epperson後は最高裁で
「キリスト教観に基づいて進化論を禁じる州法は修正1条に反して違憲」
というものが浸透し、徐々に進化論が公立学校で認められていきつつ、
一方で、では公立学校における宗教活動の是非はどこまで制限される
べきのか、という議論がもちあがり、宗教活動v修正一条にシフトしたのが
1970年以降。
その後ばぼちぼちだったこの手の議論だったのが、
レーガンブッシュ時代にあらわされるように新保守派が増え始め、
それにともなって進化論バッシング(バッシングというよりは、
進化論に対抗したキリスト保守派の新手技)が世論に出始める。
この新手技というのがIntelligent Designという考え方で、

「人間が徐々に猿から進化を遂げたという進化論は
一部分証明された理論にすぎない。
人間がつくられた起源は、何かしら全知全能の力が働いていると
考える理論が科学的には妥当性がある」
という考え方。

これに対して進化論支持派は「議論が50年前に逆流してる!」
と猛反発。

なんか疲れてきちゃったので中途半端なところでやめておこう。
もう寝なくっちゃ。

驚いたのは

「Intelligent Designを教えるべきと州法が定めるのは
修正一条に反して違憲かどうか?」

という問題なのかと私は今まで思っていたんだけど、

Intelligent Desing派は
「進化論は科学的な曖昧さがあり、これのみを主流の理論として
教えることが問題があるんじゃないか?」
というアングルで議論を進めているものが多いということ。

これはショッキングだった。
私自身、進化論派かIntelligent Design派かという立場を
決定するのはできるだけ長く保留したまま双方の主張を読もう
と思っていたんだけど、

Intelligent Design派が
IDはどれだけ科学的に合理性がある理論で、政教分離に反しない
ものである、という守りの論を広げているものとばっかり思っていた
ので、

いや、そうじゃなくって進化論がおかしいんだってば!

と攻めの姿勢であっさり主張されると、

へ?
え?

とそれこそ鳩に豆鉄砲の状態だったので。
ということはつまりは、立場未定とは思っていても既に私の中には
進化論が当然科学的に証明された王道理論という前提が存在してる
ということになってしまう。
こりゃー進化論を疑ってかかるところから入りなおさなくっちゃ。
いやはや、困難じゃ。。。
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by sakuranosoushi | 2005-07-06 17:01 | 法関係/legal studies
最近心が病んでます。
0点でも司法試験を通してやると言われたとしても、
弁護士にはなりたくないものだなぁと思ったことがあったものでしたが、
最近それを思い出してしまいました。

大学は州立なので、形式的には全ての事件をとりしきっているのは
テキサス州のAttorney Generalですが、書類やら裁判やら、
大学が関わってる事件に関しては大学の弁護士が
全て目を通して関わるものを作成しなくてはなりません。
民事なので3年以上前まで遡らなくてはならなかったりするので、
当然私も毎日書類を読む量がはんぱじゃない!
そしてその事件自体が なるほどなるほど、と思うものならともかく、
どいつもこいつも、ただ文句をつけたいとか、金目当てとか、
でっちあげとか、自分勝手な主張ばっかりするわけです。
あなたは一体それを解決するために何の努力をしたんですか?
と言いたくなるようなものばかり。
自分は何もしたくないけど、相手からの利は得たい、そんなんが9割
以上じゃないかな。

町の弁護士は本当に大変だと思う・・・毎日意味不明な文句ばっかりを
きかねばならないわけで。しかもそれが真実かどうかも分からない。
でも営業するためにはそういう人たちも引き受けなきゃならないしね。

日本ではどうなんだろう。米国ほどなんでもかんでも文句つけてみよう
ていう傾向は少ないかもしれないけど・・・とにかくお疲れさまです。
正義のために戦うつもりが、理解不能な文句をきいてばかりいなきゃ
ならない掃溜めになってしまった世の弁護士さんたちに乾杯。

さて。
精神的には病みそうな昨今で、
こんなときに限ってタラちゃんがやらかしてくれました。

ツバメが巣を作ってるってのは前の日記に書きました。
こどもたち三羽はすくすく育って、あと1週間もしたら飛ぶ練習でも
しそうなぐらいにまで成長してました。
でもなんせ3兄弟には小さすぎる巣。
あぶないなー落ちなきゃいいけど、と思っていたら、
とうとう昨夜一羽落ちてしまっていた。。。
私の帰宅に気づいて餌をねだりにきたタラちゃん、
瀕死のヒナを見て目がきらり。

タラちゃんがヒナにちょっかい出す前に餌をやらねば、と
お皿てんこもりにキャットフードをあげたのにも関わらず・・・


やつは!


私の目の前で・・・・



頭からバリバリ喰いよった・・・・・泣)


(羽はまずかったのか、羽だけ残した・・・泣)


疲労気味の精神が一気に奈落に落ちた瞬間だった。(T_T)

おなかがすいてる野性猫ならわかるさ。
餌が足りないってのなら、理解もしよう。
なぜに てんこもりの餌に見向きもせず、
瀕死のヒナを食うかっ

かつてかわいがってたインコが近所の猫にとられたときを
思い出しました。

結論。
私は犬派です。
猫派にはなれません。今後は餌を介した関係のみ。
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by sakuranosoushi | 2005-07-01 03:59 | 法関係/legal studies

やっと決まった。。

ふぅ。今日はちょっと肩の荷がおりた気分です。
ここ数ヶ月卒論のテーマを決めるためにあっちこっち調べていた
のだけれども、やっとテーマに関して教授からOKが出ました。

おいおい、テーマが決まっただけじゃんよ~
とかって言わないでくださいね。。泣

秋にとらねばならない卒論のクラスは
いったん論文を書き終えて、下書きという形で教授に提出して、
それが認められたらそのクラスをとれる、という仕組みになっていて、
もちろんこのクラスを逃したら卒業できません。。。(T_T)

テーマを決めるのにこんなに時間がかかったのは、
米国最高裁が決定していない問題を選ばなければならない、
という制約があるため。
例えば高裁判決が既に出ていて、最高裁判断が論文を書き終える前に
出てしまった場合は悲劇となります。その卒論は無効。。。
最高裁が最終決定してしまったものは、米国では判例として法になり、
拘束力が生まれるわけで、それを後から分析しても意味がない、
ということでしょう。

私がとりあげようとしているのは、学校での進化論疑問視教育は
政教分離を定めている修正1条に反するかどうか、というテーマ。
ジョージア州のある地域の教育委員会が
「生命の起源に関して、進化論は真実ではなく、一学説にすぎない。」
と書いたステッカーを生物の教科書に貼っていて、
数人の保護者がこれを政教分離に反するのではないかと訴えた
裁判の判決が地裁で出されました。これが今年の一月。
(もちろん結果は政教分離違反)
今年中には最高裁では判断されないだろう・・・お願いしないで・・・
という望みをかけてのこのテーマ。

キリスト教概念を持たない日本人としては、
「え?まじで?今時神が人間と地球つくったとかって言うわけ?」
と思ってしまいますが、今でも神が人間をつくったと信じている人は
かなり多いんですよね。。
学校の生物では進化論を習い、家では創世記を真実と教えられ、
それこそ二重の教育を受けてたりするわけです。
保守的な州とリベラルな州がありますが、保守的な州で始めた
進化論を疑問視する傾向があちこちに飛び火しつつある。
さすがに公の生物の授業で、アダムとイブが~とやるわけにはいかない
ので、保守派が「種の起源論は進化論だけじゃなくほかにもある。
生命は創造主によって意図的に創造されたもの、という理論がある。
これは宗教ではなく、科学の一学説である。」
という主張であらたな展開に挑んでいるわけで。

まあ、正直、進化論そのものも欧米的な思想の影響下にある論
でしょ、と私は思ってるので、
結局のところ同じムジナ同士の戦いにしか見えないんですが。
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by sakuranosoushi | 2005-06-11 08:36 | 法関係/legal studies